刀は武器として活躍しながらも、その美しさから美術品や「守り刀」という面を持ち合わせています。歴史ファンから人気の人物や有名な武将たちも、それぞれ名刀を所持していました。「刀の基本情報」では、そんな刀についての情報を幅広く解説しています。内容は「日本刀の歴史」をはじめ、刀剣ワールド財団所蔵の日本刀人気ランキングや、部位の名称や刃文の種類といった「刀の魅力」、「名刀が見られる博物館・美術館」の紹介など情報が盛りだくさん。名刀の写真・画像も合わせてご覧頂けます。
日本刀は、数ある刀剣類のなかでも最も見た目が美しいと評される刀です。また、漫画やゲームが好きな人であれば、「最強の武器」としての日本刀に大きな魅力を感じ、美術館などに赴いてその刀身(とうしん)を観るだけでもテンションが上がります。そして、日本刀の魅力はそれだけではありません。刀身をじっくり観れば、1振1振の形状が違ったり、その表面に美しい模様が付いていたりすることに気が付きます。人びとが日本刀に魅了される理由とは何か。日本刀の魅力を各部位の特徴と共にご紹介します。
刀剣には、「本歌」(本科)と呼ばれる原作刀工による原作刀剣の他に、「写し」、「贋作」、「レプリカ」が存在する場合があります。本歌が優れていればいるほど、「写し」、「贋作」、「レプリカ」が作られるとも言えるのです。「写し」、「贋作」、「レプリカ」とは何なのか。それぞれの違いや作られた目的、メリット(利点)、デメリット(欠点)についてご紹介します。
今までに最も高い値段で取引された日本刀をご存じでしょうか。 昭和時代の1位は、日本一の名刀と称される国宝の「大包平」(おおかねひら)。現在の貨幣価値に換算すると、およそ2億6,000万円の値段が付いたと伝えられています。2020年(令和2年)に、これを超える日本刀が現われました。クラウドファンディングにより岡山県瀬戸内市が購入した国宝「山鳥毛」(さんちょうもう/やまとりげ)で、その値段は5億円と伝えられています。 一方、初心者の方にも手が届く日本刀もあり、「脇差」や「短刀」のお手頃な作品なら数万円から購入できるのです。日本刀の値段は、作刀した刀工や年代、どんな武将が手にしたのかなど、様々な要因で決まります。また、価値や値段は時代の流行によっても変化するのです。そんな日本刀の値段について、詳しく見ていきましょう。
刀剣に興味を持つと、観ているだけではなく、自身でも持ってみたくなるもの。一方で、刀剣を所持しているけれど、管理に困り、売却やオークションでの出品などを考えている方もいます。その場合、刀剣のオークションはいったいどこで開催しているのだろう、と考える人も少なくないでしょう。そうした方々に向けて、ここでは日本刀のオークションに関する情報について解説。また、オークションについて詳しいお話を聞かせて下さったオークション会社「カーム株式会社」についてご紹介します。
「日本刀」は、武器である面と美術品工芸品としての面を持ちます。国宝指定を受けている工芸品の約40%が刀剣類であり、その数は100点以上。それだけ日本刀が、貴重な美術工芸品として高く評価されていると言えるのではないでしょうか。しかし日本刀は国宝だけが素晴らしいわけではなく、そうでない日本刀にも伝来があり、所蔵者を渡り歩いた分の歴史を持ちます。そんな名刀を観覧することのできる博物館・美術館を見ていきましょう。